トマトは永遠のライバル

岡山県在住。うどんにコロッケを浮かべて食べています。日常や本、ムービーのことを書いています。

2020年10月〜11月中旬まで

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写真は岡山県苫田郡鏡野町の、奥津湖


 

 たった今ツタヤで『バグダッドカフェ』を借りてきました。岡山市に短い間住んでいたとき、その年のお盆休暇のとき自宅でみてえらく感動した覚えがある。日々とてつもない不安のなか生活をしていても、感動する体験は忘れてはならないと思っています。

 10月と11月中旬までは結果的に無意味だった出来事もあったし、爽やかな思いをした出来事もありました。仕事と酒、友だちの結婚式と紅葉の景色。なかでも私物のパソコンが仕事中に壊れたときは大変汗でした。急に動かなくなったときのことは今もよく覚えていて、「あ」の発音と「A」の発音の中間くらいの音が口から漏れました。2年しか使っていないしそれなりに大事に扱っていたはずなのに、内蔵のハードディスクが壊れてしまったそうです、だから今は新しいMacBookproでブログを書いています。

 10月末から11月にかけて、岡山県北の地酒を紹介する記事を作ることになり、6カ所の酒蔵の日本酒・焼酎の利酒を行ないました。すべて720mlの地酒を購入(自費)したり頂いたりしてゲットしたのですが、酒はあるだけ飲んでしまう性質なので、720mlの日本酒はすいすいと1時間で飲み干してました。次の日はケロッとしているのですが、飲んでいるときの記憶はあったりなかったり。ちゃんとシャワー浴びて歯磨きして寝ている形跡はある。これ以上飲んでしまうと脳が縮みそうなのでそれからは酒を控えている日が多いです。記事作成は外注すればいいじゃんって話なのですが、遠方料金がかかる田舎なので経費削減です。

 先週は一週間かけて、岡山県の北の方にある鏡野町へ通っていました。紅葉シーズンの鏡野町はすばらしいし、紅葉以外の自然の資源が本当に多いことに気づかされます。大きいスキー場もあるし今年は雪が積もるといいね。

 三連休の一日目。今日は友だちの結婚式に向けて伸ばしていた髪の毛を切りました。肩甲骨くらいまであった髪を15センチくらい。1年前のときのような髪型に戻りました。伸ばしていたときはなんとも思っていなかったのですが、一気に量を切ると頭が軽くなったような気分になる。美容室の床に散らばったふさふさの毛の山をみていたら、数分前まで自分の毛だったのにもかかわらず他人の毛みたいに思えてきて、するとターンオーバーで細胞が生まれ変わって更新し続ける自分の体は、果たして自分といえるのだろうか。と、帰り道に寄ったココ壱で注文したカレーライスが出てくるまで考えていました。


2019年12月29日(日)〜2020年1月5日(日)

何度も言いますが2019年は異動になり、ほぼふてくされていた1年間でした。仕事は勉強になることも多かったのですが、仕事以外の時間は酒で意識を失っていたので、あまり映画をみておらず。だらしがなく反省の多い1年でした。今年は新しい映画を追っていく1年にできればと、ささやかながらの目標です。

年末年始は1日だけ仕事に出ましたけど、それ以外はボーッと過ごしながら映画やドラマをみていました。

 

『マリッジ・ストーリー』
『FYRE 夢に終わった史上最高のパーティー
『二人のローマ教皇
『失くした体』

 

上の作品はどれもNetflixで2019年度配信開始した話題作でした。


ドキュメンタリーの『FYRE 夢に終わった史上最高のパーティー』はアメリカで話題になった巨大フェスの大失敗を振り返る1時間半。施工段階ですでに失敗の予感が漂っているのですが、それは運営スタッフが無能だったからではなく、開催リーダーである起業家が楽天的で詐欺まがいなことを繰り返していたことが原因。
リーダーが「できる方法を考えるんだ」と無茶を言い続けた結果、イエスマンの有能スタッフしか残らなかった。「もう逃げられない」と全員が思いながら当日まで狂ったように準備をしています(リーダー以外)。結果、フェス参加アーティストも誰一人来ず宿泊場所も準備できてないまま客入れ。暴徒化する客、逃亡するスタッフ、未曾有の大惨事でした。内容も興味深く面白いし、いわゆる「バズるプロモーション」までの展開は何気に勉強になるから何度もリピートしてました。インフルエンサーを使ったプロモーションはお金がかかりますねえ…。現実でこのプロモーションは、莫大な広告費がないと不可能…。

 

あと、昨年みたなかで強烈な印象を残したドラマは『広告会社、男子寮のおかずくん』です。

広告会社、男子寮のおかずくん (クロフネコミックス)

広告会社、男子寮のおかずくん (クロフネコミックス)

  • 作者:オトクニ
  • 出版社/メーカー: リブレ
  • 発売日: 2017/06/23
  • メディア: Kindle
 

 
原作を読んでいたし、グルメが題材になっている時点でそれなりの安心感を期待していたのですが、なぜ映像になるとあんな気持ち悪く仕上がるんだろうと考えこんでしまうドラマです。4人のイケメン広告マンが寮で持ち寄りの飯を食う話なのですが、その際のイチャイチャ具合が甚だしく…。女性視聴者を意識しているんだろうなと想像がつきます。4人のイケメンのうち3人は線の細い役者で、彼ら一人一人は悪くないんですが、2名以上が枠に収まると途端にいちゃつき始めて、肝心の料理が全然美味しそうにみえない驚き。『きのう何食べた?』とはストーリーの構成が似ていると思うのですが、なんだろうこの出来の違い。ということでこの2作品は繰り返しNetflixでリピートしてみています。

 


映画『広告会社、男子寮のおかずくん 劇場版』予告編【7月12日(金)公開】


『広告会社、男子寮のおかずくん』はドラマがヒットしたからか知らんが映画化もされたみたいで、どうやって2時間近く間を持たすんだろうかと興味が湧いてきます…。

 

『アベンジャーズ』で始まりジュード・ロウで終わった十連休

10日間のうち前半4日間は外出して残りの6日間は家でのんびり過ごす、という完璧な連休を過ごしました。26日に仕事を早めに切り上げて『アベンジャーズ/エンドゲーム』をみに行った時点で私のホリデーは終わったようなものだったので、27日からの10日間は余暇と言ってもいい。それほど『アベンジャーズ』は楽しみだったし、リアルタイムで体験できて本当によかったです。

 

反省点をあげるとするなら、芋焼酎をストレートで1パック一気に飲んでしまった日があり、次の日何を食べても吐いてしまう辛い1日になったことです。泣きながら映画みて酒飲んで、泣きながら吐き続けた。清く美しく生きたいもんです。


■余暇最初の4日間、別府


7時間ほど車を運転。
みんな私を懐かしんでくれるわけでもなく、どころか去年よりデブになったと何人かに言われましたが、それを含めても本当にいろんな方に親切にしてもらいました。マーケットに行ったり元職場の先輩と飲んだり、同い年の友だちの家に初めて招待してもらったり、たこ焼きしたり、カラオケしたり…別府でなくてもできることを楽しむ4日間でした。
今まで住んできた京都や岡山市ではそんな体験しないだろうなあと思います。

 

■自宅で、残りの6日間にみた映像作品

Netflixに再加入したので配信作品とラブコメ映画ばかりをみていました。

 

・『DARK TOURIST』(Netflixオリジナルドキュメンタリー)
・『食品産業に潜む腐敗』(Netflixオリジナルドキュメンタリー)
・『ロマンティックじゃない?』
・『グレムリン
・『男と女の不都合な真実
・『マンマミーア』
・『ホリデイ』

 

もともとラブロマンス映画は好きでよくみるんですが、連休最終日にみた『ホリデイ』のジュード・ロウは視聴後もあとを惹くかっこよさでした。相手役のキャメロン・ディアスと会話するシーンでよく頷いているんですが、その頷き方に甘さを含ませているというか。それが甘ったるいという人もいるんでしょうけれど、あまり嫌味のない仕草だったので何回もリピートしても良いくらいです。

キャメロン・ディアスは1年前に映画業界を引退されたみたいで。『メリーに首ったけ』も好きな映画だし、また出演したら嬉しいな。

連休後、ジュード・ロウ関連で『マイブルーベリーナイツ』をみたのですが、自分探しの旅に出た女性がジュード・ロウをひたすら振り回している印象の映画で、見ていて苦痛だった。「これ作った監督女嫌いなんじゃ…?」と何ども頭をよぎったけれど、そのほかの作品を見たことがないので言い切ることはできない。

 

ホリデイ [Blu-ray]

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『DARK TOURIST』は、世界各国のダークサイドのツアーに潜入して、どんな体験ができるか監督自ら体を張って紹介してくれる番組でした。2話にはJAPANが紹介されていて、原爆ドームあたりの紹介かなと思ったのですが、東日本大震災後の福島のツアーに参加していました。海外観光客は放射線測定器を逐一チェックしながら被災地を歩き回っていましたが、日本人ガイドが安全と言っていた数値をバス乗車時点で超えていて、観光客は青ざめた顔をしていました。「そもそも安全な数値である根拠はない、ただの国の基準だから」とガイド自ら説明していましたが、その話し方、ガイド自身にもやるせなさが滲み出ている…。そのあと自殺名所に足を運んで、霊的な存在について掘り下げていました。

自らヴァンパイアと信じ込んでいる人たちが疑似家族を作って住んでいる家に訪問したり、拷問体験をしたり、監督何やってんだと思うところもたくさんありましたが、興味深く一気見させていただきました。

 


Dark Tourist | Official Trailer [HD] | Netflix